2011年9月24日土曜日

十津川村を支援


9月3日に上陸した台風12号による豪雨で甚大な被害を受けた
奈良県十津川村。明治22年(1889年)にも豪雨に襲われ、新生
活を求めて北海道に移住した人が開拓した新十津川町が、「母村」
を救おうと、町職員3人を派遣しました。その様子を22,23日に取材しました。

写真は土砂崩れで崩壊した国道168号の折立橋。町は寸断され、
役場から十津川温泉まで10数㌔の山道を走らねばなりません。



「一人じゃ危ない」と経営するバーをアルバイトの女性に任せて
同行してくれた高校の同期、「歓慕時庵」のM君。
彼がいなければ、今頃どうなっていたことやら。持つべきものは友。




迂回の道路が狭いため、救援物資を小型の車両に移し替える自衛隊員




道路の決壊による迂回路を案内する看板




車一台がやっと通れる山道。所々で路肩が崩れ、
ハンドルをにぎる手にもうっすら汗が…



台風12号に続いて、15号も大雨をもたらし、
滝のように水が流れ落ちる沢。



辛うじて残った折立橋横の歩道橋。
橋げたの中ほどまで水があふれたようです。



十津川村役場の玄関に掲げられた
新十津川の植田満町長からの激励のメッセージ。




土砂崩れで寸断した温泉のパイプラインを調べる
新十津川町職員の谷口さん(右)。町は3人の職員を
派遣、2カ月滞在して、復旧作業などを応援します。



夜明けの橋の上に浮かんだ三日月





土砂崩れで、村営住宅が流された十津川村の野尻地区。
台風12号の豪雨から2週間もたったのに、村は道路が寸断され、
学校も休校したまま。生活必需品の確保も困難です。
土砂ダム崩壊の恐れがあり、避難生活を強いられている村民も
まだ100人以上います。一刻も早い復旧を願います。

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